ブルーロック(Blue Lock) 4巻 あらすじ・感想

サッカー / 少年 / 講談社
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「めんどくさい」はもう捨てる。天才・凪誠士郎が、青い監獄の極限でついに「自我」という名の牙を剥く。潔世一との共闘を経て、かつての絶対的パートナー・御影玲王と対峙する二次選考。手元から離れていく相棒に、玲王のプライドは砕かれ、執念の炎が燃え上がる。才能に安住していた少年が、敗北の味を知り、自らの足でゴールを奪いにいく。二人の絆が軋み、壊れ、再構築されるまでの、残酷で美しい覚醒の記録をその目に刻め。

⚠️ ネタバレを含みます。

二次選考、凪誠士郎の変質は急速だ。潔世一という「化学反応」を経験した凪は、玲王の完璧なパスを待つだけの器から脱皮し始める。対戦カードは、潔・凪・馬狼のチーム対、玲王・國神・千切のチーム。玲王にとって、凪の自立は最大の裏切りであり、同時に認めざるを得ない成長だった。玲王は潔を完全に「攻略」対象と定め、徹底したメタ分析で戦場を支配しようと試みる。だが、凪はかつてない熱量でピッチを奔走し、玲王が予測できなかった「エゴ」の奔流を突きつける。ボールを操り、玲王の守備を無効化する凪のプレイは、かつての二人にはなかった未知の領域だ。敗北を喫した玲王は、凪を奪還するのではなく、凪を完全に「粉砕」して自身の支配下に引き戻すという歪んだ執着へと変貌を遂げる。一方の凪は、空っぽだった内面に「勝ちたい」という強烈な飢えを飼い始め、自身の脚で戦うことの狂気に取り憑かれていく。かつて「宝物」だった二人は、青い監獄という地獄で、互いを傷つけることでしか愛を確認できない極限の対立構造へと落ちていく。凪の覚醒は、玲王の絶望という燃料を得て、さらなる進化へと加速する。

4巻は全腐女子が泣くべき……!凪くんの覚醒は嬉しいけど、捨てられた玲王くんの崩れ落ちる姿に胸が締め付けられました。天才の隣で「宝物」として愛されていた玲王くんが、潔くんという化学反応に凪くんを奪われ、プライドをズタズタにされる展開が最高にエグくて尊いです。敗北を噛み締めて凪くんへの歪んだ執着を募らせる玲王くんの瞳に、沼の予感しかしない。共依存から決別し、互いに飢え合う関係性への変化に心臓を持ってかれました。この愛憎の激流、再読確定です。

著者金城宗幸 / ノ村優介
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2024-04-17
4巻4巻

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