彼女、お借りします(Rent-A-Girlfriend) 20巻 あらすじ・感想

ラブコメ / 少年 / 講談社
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映画完成の余韻も冷めやらぬまま、和也は千鶴との特異な関係に安寧を求めていた。だが、その平穏は砂上の楼閣に過ぎない。祖母・渚を標的にした麻美の暗躍が、ついに和也を追い詰める。嫉妬の炎を燃やす瑠夏の強硬手段、そして千鶴がふいに投げかける、今までの距離感を粉砕する決定的な問い。嘘で塗り固めたレンタルという殻を突き破り、本音が衝突する。誰よりも純粋で、誰よりも愚かな和也が、己の未来を賭けて選択を迫られる第20巻。

⚠️ ネタバレを含みます。

千鶴の主演映画を完成させ、一度は深い安らぎに包まれた和也。しかし、麻美の静かなる殺意は決して消えていなかった。彼女は直接和也の祖母・和に接触を図り、これまでの関係性を瓦解させるべく準備を進める。その冷徹な眼差しは、和也が必死に守ってきた『レンタル彼女』という偽りの盾を真っ向から破壊しようとしている。一方、瑠夏は和也の視線が常に千鶴へ注がれていることに耐えかね、ついに禁断の最後通牒を突きつける。逃げ場を失った和也に追い打ちをかけるのは、他でもない千鶴からの言葉だった。彼女の口から零れたのは、二人の関係を定義する『恋人とは何か』という重苦しい問い。それは、これまで境界線を引くことで維持してきた脆い友情を、根底から覆す破壊の福音だ。和也が抱える葛藤、千鶴が心の奥底に沈めていた期待、そして周囲をかき乱す麻美の計略。すべてのピースが最悪の形で噛み合い、彼らの日常は崩壊のカウントダウンを始める。嘘の先にあるリアルを突きつけられた時、和也は臆病な自分を捨て、覚悟の証明を行えるのか。

20巻、マジで息が止まるかと思った……!映画完成の多幸感から一転、麻美ちゃんの圧倒的ラスボス感が最高にエグい。祖母に迫る黒い影と瑠夏ちゃんの必死な一撃、そして千鶴が投げかけたあの問い。ああもう、距離感が一気に崩壊する音が聞こえて心臓が持たない。和也の苦悩と千鶴の隠した本心がぶつかり合って、物語が加速していくのが尊すぎて……。嘘の先のリアルを突きつけられた彼らがどうなるのか、続きが気になりすぎて再読確定。彼らの選択を見届けるまで、私は絶対に離脱できない……!

著者宮島礼吏
出版社講談社
レーベル講談社コミックス
発売日2021-04-16
20巻20巻

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