葬送のフリーレン(Frieren: Beyond Journey's End) 5巻 あらすじ・感想

ファンタジー / 少年 / 小学館
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北方の魔王城を目指す旅の途上、フリーレン一行は各地でさまざまな依頼や人々の営みに触れていきます。魔法とは何か、時間をかけて誰かと分かり合うとはどういうことか――フェルンやシュタルクとの旅が、フリーレンにかつての勇者一行では見えなかった景色を見せてくれます。やがて一行は、北側諸国の玄関口である巨大都市へとたどり着き、そこで新たな出会いと、フリーレンの過去に連なる存在の気配に触れることになるのでした。

⚠️ ネタバレを含みます。

この巻では、フリーレンがなぜ膨大な数の「役に立たない魔法」を集め続けるのか、その理由が回想を通して明かされる。かつて師である大魔法使いフランメが遺した生き方――魔法を愛し、日常の小さな幸せを集めることこそ長い時を生きる意味だという教えが、今の彼女の旅そのものを支えている。同行する僧侶ザインは、酒と煙草と怠惰にまみれながらも人の心を読むのが誰より上手い男で、フェルンとシュタルクの背中を的確に押していく。人と魔族の生死をまたぐ依頼をこなすうちに、フリーレンは自分の千年が空白ではなかったと気づいていく。そして一行は北側諸国の玄関口となる巨大な城塞都市へ到り、そこで一級魔法使い選抜試験という次の大きな渦の気配が、静かに近づいてくるのだった。

5巻、フランメ回想でまた語彙が消えました。役に立たない魔法を集める理由が「師匠がそう生きたから」だと分かる構造、尊すぎて息が止まりました。長命種が日常の小さな幸せを収集して生きるって設定、解釈一致すぎて震えます。ザインの存在も本当に好きで、だらしないのに人の傷を的確に見抜いてくるおじさん、罪ですね。フェルンとシュタルクの間にわざと隙間を作る立ち回りも最高です。そして北側諸国に近づくにつれて漂う不穏な気配、次の巻でお祭りが始まる予感にゾクゾクしています。

著者山田鐘人 / アベツカサ
出版社小学館
レーベル少年サンデーコミックス
5巻5巻

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