甲子園の切符を賭けた埼玉大会決勝、聖母高校戦はついに最終局面を迎える。鳩ヶ谷圭輔は、勝敗の行方を左右するわずかな隙を見逃さない。エース・日高の疲弊、極限まで張り詰めた守備陣の精神、そして執拗に仕掛けられる心理戦。勝つための執念がグラウンドの空気を支配する中、土壇場で明かされる鳩ヶ谷の奇策とは。常識が通用しない極限の盤上で、勝者と敗者の明暗が分かれる決戦の刻が訪れる。一球に全てを懸けた高校球児たちの命が、砂を噛むような熱気と共に燃え上がる完結の序奏。
ラストイニング(Last Inning) 28巻 あらすじ・感想
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内容紹介
ラストイニング 28巻 ネタバレ・あらすじ
⚠️ ネタバレを含みます。
聖母戦終盤、日高が放つ直球の威力が僅かに陰りを見せ始める。鳩ヶ谷は相手打線の狙いが内角の窮屈なコースにあると即座に見抜き、捕手・大宮へあえて外角ギリギリを攻める極端な配球を命じる。聖母のベンチは鳩ヶ谷の意図を測りかね、心理的な揺さぶりから攻撃のテンポを崩していく。特に六番打者の空振り三振は、勝負の天秤を大きく彩学側へと傾けた。しかし、聖母側も負けじと代打攻勢で畳み掛ける。九回裏、一点差を守り切るべくマウンドに立つのは、限界を超えた精神力で投球を続ける日高。鳩ヶ谷は観客席からの罵声をも味方につけるような野次を飛ばし、自身の教え子である選手たちの闘争心に火をつける。最後のアウトを奪うべく、大宮がサインを送る。それは、相手の裏の裏をかく完全な読み切りによる投球だった。聖母の主砲がバットを振るう瞬間、甲子園という聖地の全貌が眼前に広がる。鳩ヶ谷の采配は正義か悪か、その答えが今、歓喜と絶望の交差点で産声を上げる。
感想・ネタバレ
聖母戦の極限状態で日高くんが見せる気迫、もう尊すぎて心臓が持ちません…。鳩ヶ谷監督の冷徹な配球が相手の精神をじわじわ追い詰める様はまさに芸術。特にあの絶体絶命の九回裏、罵声を闘志に変える監督の采配には胸が熱くなりました。大宮くんとの信頼関係も、限界を超えて投げる日高くんの姿も、全てが輝いていて涙腺崩壊です。読み終わった瞬間、余韻で手が震えて何も手につかない…。この熱量はまさに神。再読確定、私の中での伝説の一冊になりました。
基本情報
| 著者 | 中原裕 |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| レーベル | 小学館コミックス |
| 28巻 | 28巻 |
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