最後の三次試験は、人類最古の魔法使いゼーリエとの一対一の面談。望むものを一つ願え、と告げられた受験者たちは、それぞれの欲と生き方を剥き出しにされていく。フリーレンの前に座るのは、かつて師フランメと袂を分かった同族のエルフ。長命種同士の会話は、彼女が何百年も旅を続ける理由と、人間たちから受け取ってきたものを容赦なく照らし出す。試験の終わりは、北への扉が開く合図でもある。
葬送のフリーレン(Frieren: Beyond Journey's End) 10巻 あらすじ・感想
ファンタジー / 少年 / 小学館
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内容紹介
葬送のフリーレン 10巻 ネタバレ・あらすじ
⚠️ ネタバレを含みます。
ゼーリエは受験者の願いを聞き、魔法への渇望や執着の形から合否を測っていく。フリーレンが望むのは相変わらず役に立たない魔法を集めることで、その答えにゼーリエは苛立ちながらも、そこにフランメの影をはっきり見出す。かつてゼーリエとフランメは、人類に魔法をどう遺すかという理念で袂を分かっていた過去が明かされる。フリーレンは「あなたはフランメの弟子だ」と見抜かれながらも一級魔法使いの資格を得て、魔法使い協会が管理する北の結界を越える許可を手にする。フェルンも師とは別の評価軸で確かに認められ、師弟の距離がまた少し変わる。デンケンら合格者にもそれぞれの道が示され、物語はオレオールへ続く北部高原編へ舵を切る。師の遺志と旅の目的が静かに一本に繋がる転換点だ。
感想・ネタバレ
ゼーリエ様、圧が強すぎて最高なんですけど……! 数百年ぶりに同族と向き合う空気の重さ、解釈一致どころか解釈が更新されました。フリーレンの願いが「役に立たない魔法を集めたい」で通ってしまうの、尊い……。フランメとゼーリエが理念で決別していた過去、匂わせだけでご飯三杯いけますし、師弟という関係の業の深さにゾクゾクします。デンケンさんたちの去り際もいい湯加減で、試験編を走り切った読者へのご褒美でした。北への扉が開く引きも完璧です。
基本情報
| 著者 | 山田鐘人 / アベツカサ |
|---|---|
| 出版社 | 小学館 |
| レーベル | 少年サンデーコミックス |
| 発売日 | 2023-03-16 |
| 10巻 | 10巻 |
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