戦隊大失格(Sentai Daishikkaku) 13巻 あらすじ・感想

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大怪人デスメシアの侵攻はいよいよ市街地へ及び、市民を守るためにかつて共に戦った同期たちが立ち上がる。一方、藍染の攻撃で満身創痍となったDは荒れ果てた戦場で翡翠と邂逅する。怪人と人、一触即発の空気のなかで翡翠は問う。「お前は誰と戦いたい?」戦いは避けられないのか、Dが返す答えは何か。“戦保怪戦”はいよいよ最終局面へ突入する。

⚠️ ネタバレを含みます。

デスメシアが市街地へ足を踏み入れ、被害はもはや戦隊と協会の内輪の話では済まなくなる。逃げ場を失った市民を守るため、Dが訓練生時代を共に過ごした同期たちが、格の違いを承知のうえで前へ出る。彼らは英雄でも幹部でもない、ただ怖いまま踏みとどまる普通の若者たちで、その姿がDの中の「弱い者は駒でしかない」という前提を静かに削っていく。同じ頃、藍染の一撃で満身創痍のDは瓦礫の戦場で翡翠と鉢合わせる。互いに殺す理由も庇う理由も持ったまま、翡翠は殴り合いの代わりに「お前は誰と戦いたい?」と問いを投げる。復讐か、仲間の解放か、それとも世界そのものか。Dが選んだ答えが、三つ巴の決着へ向かう最後の道筋を決める。

同期組が立ち上がるところで完全に涙腺やられました……尊い……。強さでは絶対に届かないのに、それでも市民の前に立つんですよ? 泣くしかないです。そして13巻の主役はやっぱり翡翠との邂逅ですよね。満身創痍のDに拳じゃなくて「お前は誰と戦いたい?」って問いを投げてくる翡翠、解釈一致どころか概念が優勝しています。殺し合いの真ん中で相手の意志を確かめる関係性、ゾクゾクしますね。答えを出すDの表情、何度も見返しました。

著者作者不明
出版社講談社
発売日2024-02-16
13巻13巻

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